「逃げるは恥だが役に立つ」自尊感情の低い男性 | 一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会

「逃げるは恥だが役に立つ」自尊感情の低い男性

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新垣結衣さん主演のTBSの「逃げるは恥だが役に立つ」のドラマ。
そこで主人公と契約結婚をする男性(星野源さん)は自尊心の低い男性として登場しています。第4話では、同じ屋根の下で、次第に好意を持つようになる二人ですが、でもそこで立ちはだかるのは、主人公みくりが男性の話をしたり、他の男性の影がみえると、すぐに壁をつくる彼「平匡(ひらまさ)」。それを「みくり」は、彼自身の自尊感情(セルフエスティーム)の低さゆえだと分析する。そして、彼は恋愛において自尊感情が満たされないままここまできたからだと思います。

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(ドラマの中で、みくりが説明)

◆セルフエスティーム=自尊感情
意味:自分自身に価値があると思える感覚。

◆セルフエスティームが高い人は、成功体験をより強く認識して、自分をより肯定する。

◆セルフエスティームが低い人は、失敗体験をより強く認識し、自分をより否定する。
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その人のセルフエスティーム(自尊感情・自己肯定感)は仕事や恋愛、人間関係など、様々な領域で感じ方が違いますが、このドラマに出てくる彼「平匡」は仕事においてはセルフエスティームは高そうですが、恋愛においては、常に自分を否定的に見てしまい、自分が傷つかないように、相手との間に壁をつくってしまいます。

本当は、「みくり」に好意を持っているのに、セルフエスティーム(自尊感情・自己肯定感)の低さが、みくりに好きになってもらう価値を感じられないのです。

これは、男性にも女性にも、恋愛においてよくある傾向であるといえます。

一方、 「結婚したくない」と考える20歳代の男性は2015年度に2割を超え、2008年度の2倍近くに増えたことが、独立行政法人・国立青少年教育振興機構の調査でわかったが、この調査では、若者が「結婚しない」「結婚したくない」背景に、収入の低さがあることがうかがえるとしていますが、そう感じる背景には、各々のセルフエスティームが大きく関係していると思わずにはいられません。

(国立青少年教育振興機構が2016年11月1日に発表した「若者の結婚観・子育て観などに関する調査」は、全国の20~30歳代の男女4000人を対象に、2015年度に実施。2008年度と比較した⇒http://www.j-cast.com/2016/11/05282639.html?p=all

※「逃げるは恥だが役に立つ」(第1話あらすじはこちら TBSのサイトより)
http://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/story/story01.html
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主人公・森山みくり (25歳) は、彼氏なし、院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切り、そしてただ今求職中。「誰からも必要とされない辛さ」 を日々感じている。そんなみくりを見かねた父親のはからいで、独身の会社員・津崎平匡 (35歳) の家事代行として働き始めることに。かゆいところに手が届く働きぶりで津崎の信頼を勝ち取ったみくり。

しかし、あるキッカケでその仕事も失いそうになる。将来に不安を抱え追いつめられたみくりは、ひょんな会話の流れから津崎に 「就職という意味で結婚するのはどうですか?」 と提案してしまう。

超真面目な津崎が導き出した答えは… まさかの契約結婚 !?

2人は周囲には秘密にしながら 「雇用主=夫」「従業員=妻」 の関係を始めるが、バレずに新婚生活を過ごすことが出来るのか !?
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